世界一周、その後の報告。
夫婦で世界一周にでかけたのは2015年〜2016年。日本に帰ってきてから、まもなく3年が経とうとしています。あっという間のような、かなり昔のことのような気もしていますが。
まだ旅のブログを全部かけていないですが、自分の忘備録として、そして旅をする人にとって少しでも道標となるよう、頑張って書きたいと思います!
実は今マタニティライフを送っています。
今年無事妊娠する事ができ、現在妊娠8ヶ月です。
結婚当初は、結婚して子供を育てて家を建てるだけの人生じゃつまらない!と豪語してた私達ですが、やっぱり人は落ち着くというか、人として生物としての根本の欲求はそこなんだなというか、とにかく私達も子供を生み育てたくなったのでした。
結局私達の青い鳥はすぐそばにありましたが、探しに行かなければそれに気付かなかったし、日常の幸せというものを改めて感じることができ、やっぱり行動してよかったと思います。
まぁ、やりたい事やって寄り道して、やっと落ち着いたのかな。
でもやっぱり今でも旦那と話すのですが、「あのとき世界一周行ってよかったよね〜。やっぱり行くならあのときだったよね〜。そうなることになってたんだね〜」と。
あとから振り返ってみると、旦那と出会ったのも、結婚したのも、二人で仕事をやめて世界一周したのも、日本に戻ってきて就職がすぐ決まったのも、こうして今子供を授かることができたのも、全部決まっていたというか、そういうことになってたんだなぁと改めて思います。
先が見えないと人は不安になりますが、でも大丈夫。ジタバタせず、縁とタイミングを信じて、自分を信じて進むと自ずと道は開けます。渦中にいるときはそんな風には思えないですが、未来の自分から大丈夫だよと言ってあげられたら、どんなに楽でしょうね。
世界一周から日本に帰ってきて、まず第一の試練は就職活動でした。
世界一周中にここに絶対住みたい!とか、何かのご縁があって住むことになるとか、自分で起業したい!とか、そういう風に思ったら、そうしようと思っていましたが、旦那とも色々考えましたが、結局見つからなかったというか、日本って案外というか、実はかなりいいところだと思えるようになったというか(もちろんそうでない部分もいっぱいありますが、日本を出て日本の良さに改めて気付いた感じです)、日々の日常の幸せに改めて気付くことができるようになったというかそんな感じで、日本に、そして同じ場所に戻ってきたのでした。
就活は特に旦那の心配をしていましたが、結果就職活動2ヶ月くらいで無事就職が決まりました。最初の一ヶ月は応募したところ全てに落ちてしまい、不安と焦りもありましたが(ケンカもだいぶしました)、今の会社の話が出たら、あれよあれよと一気に決まりました。決まるときは決まることになってるんですね。
やっぱり日本の会社は一度仕事をやめたり、海外に行ったことをプラスにとる会社は少ないと思います。
日本の社会は寄り道することをよしとしないんですよね。
ストレートに進学、就職、そして結婚、出産とその適齢期に適切な道を進んでいないと、みんなと同じ道を進んでいないと、脱落者というか不適合者みたいな烙印を押されてしまいますよね。
寄り道していいと思うんですけどね。
だって、ただ常識的な人生を歩むのって、一度進んだら横道にも後戻りも出来ない道を進むのって、自分の人生じゃなくて、誰かが決めたこうあるべき人生を歩んでるだけじゃないですか?
もちろんそれを自分自身が選択して歩んでるなら、全然良いんですが。
やっぱり自分の人生は自分の意志で選んで進んでいくもの、切り開いていくものだと思います。例え困難が待ち受けてても、自分で選んだ道なら決して後悔はしないと思います。それよりも誰かが決めた安全安楽な道を進む人生の方がよっぽど後悔するんじゃないかな。
「あの時あれをやっておけばよかった」
「親の言うことばっかり聞かないで、自分の人生を歩めばよかった」と。
私は医療関係者だったので、どこかの病院と思ってたのですが、元々の知人から来てほしいというオファーを頂き、すぐ就職先が決まりました(オファーが無ければ入れないようなところ)。自分に務まるか心配でしたが、何とか役割を全うすることができ、ですが、やっぱり自分は現場で働いていた方が合っていると再確認できたので、一年働いた後、後任も決まったため、円満退職させてもらいました。そしてステップアップも出来たため、その後希望の職場に就職することができ、現在に至っています。
世界一周のその後はそんな感じです。
言ってしまえばまた元の日常に戻ったと言えばそうなのですが、でも心持ちは全く違います。
やっぱりやりたいことはやりたいときに、そしてやれるときにやった方がいいというのが私の結論です。
病院勤めしてるからか、人の死というものをとても身近に感じます。
人は永遠には生きられないのです。
若くして病気になってしまう人もいるし、平均寿命まで生きる人、それ以上生きる人、色々いますが、でも人には必ず死が訪れます。
でも、大抵の人は永遠に生きるかの如く、日々なんとなく生きているんじゃないでしょうか。
がんと診断されたある70代半ばの患者さんがこう言っていました。
「やっと仕事も定年になって、これからって時にこんな病気になってしまって。。。」
と。
もちろんがんになってしまったのは悲しいことですし、落ち込むのも当然ですが、でも、男性の平均寿命や2人に1人ががんになる時代を考えると、いつそうなってもおかしくないのです。
定年したらあれをやろうなんて悠長なこと言ってないで、やりたいと思ったら少しずつでも行動しなければ結局は何もやらないんだと思います。
もちろんいろんな事情でやりたいことができない人もいるでしょうが、やれるなら、やりたいときにやるべきだと私は思います。
もちろん人は何歳まで生きても、どんなにやりたいことをやってきても、死ぬとき「もっと生きたい」と思うのが人の性なのでしょうが。
私の座右の銘は、アメリカの映画俳優ジェームズ・ディーンの「永遠に生きるかのごとく夢を抱き、今日死ぬかのごとく生きよ」です。
そう生きられたら、幸せですよね。
人生は自分の人生を生きたもん勝ちです。
人は他人の人生にあーだこーだ口出ししますが、誰も責任はとってはくれません。
自分の人生は、自分が責任を負うしかないのです。
世の中の常識にとらわれず、この子にも自分の人生を切り開いて、進んでいってほしいなぁと思います。
長くなりましたが、世界一周のその後の報告でした(^^)