気ままに世界トラベル旅行記

気ままな旅好きが書く気ままな旅行記です

世界一周 保険のこと、予防接種のこと。

世界一周するにあたって、保険のことや予防接種のこと、そして様々な事務手続きなど色々前準備がたくさんありました。

行ってしまえば、あと行程や細々したことは、なるようになると思うのですが、出発前の前準備を怠っては、ちゃんと出発できません。そこを適当にしてしまうと、あとで自分たちに返ってきます。。。

くれぐれも適当にして、出かけてしまわないように。。。

 

まずは保険について。

一年も海外に行くとなると、ましてや辺鄙な国にも行くわけですから、お腹を壊したり、病気になったり、ケガをしたり、ものが壊れたり、盗まれたりということがあるかもしれません。

そして日本では3割負担で気軽に受けられていた医療が海外ではそうはいきません。国によってはかなりの金額を請求されてしまいます。

数年前夫婦で世界一周してた日本人が、二人ともアフリカでマラリアにかかってしまい、その後南米で発症。でも保険に入っていなかったからか病院には行かず、宿で二人とも死んでいたという記事をみました。

恐ろしいですね。。。

 

なので、皆さん保険には入っていきましょう。気をつけてても、いつ何があるかわかりません。安心を買うと思って、何もなかったら良かったと思って、入ることをオススメします。

 

私達が入った保険は東京海上日動海外旅行保険。一年間で一人15万円くらいだったと思います。最近はもう少し値上げしてるかな?

最長2年まで申し込め、途中で解約したら残りの保険料ははきちんと日割りで戻ってくるということだったので、念の為2年で入りました。

帰ってきてから、すぐ解約手続きをしたのですが、きちんと残りの分は返金され、月途中でも日割りで戻ってきて、対応も良かったですよ(^^)

 

因みに私達が世界一周中保険を使ったのは一回のみ。ボリビアでクッカーが壊れてしまい、ダメ元で請求してみたら、ちゃんと保険金がおりました(^^)

その他タイのチェンマイで夫婦で食中毒になったこともありましたが、日本から色んな薬を持ってきてたので、症状に合う薬を飲んだら改善したので病院には行きませんでした。

その他相方さんがペルー、ボリビアで高山病と思われる症状がありましたが、それも現地の薬局で高山病薬を安く買うことが出来たので、それを飲むことで改善し、大事には至りませんでした。

私は予防的にダイアモックスを飲んでたんですけどね。相方さんは大丈夫、大丈夫と言って飲まずにいたら案の定ひどくなりました(^_^;

皆さんのブログを見てると、女の人よりも男の人のほうが体力を過信してそういうことになるみたいです。気をつけましょう。

私は一番ペルーのクスコがひどかったです。まだ初めで体が慣れていないというのもあるんでしょうが、少し歩くだけで息が切れました。プーノもかなりの標高なので辛かったけど、ボリビアに入った頃はすっかり慣れましたね。マチュピチュも2500㍍くらいなので、全然大丈夫でした。

ウユニ塩湖も3500㍍くらいありますが、その頃には相方さんもすっかり慣れてました。でもウユニ塩湖ツアーで会った単発旅行で来た人たちは、辛いと言っていたので、やっぱり体が慣れるまで少しかかるようです。

 

話が反れましたが、それ以外特に体を壊したこともなかったし、ものを盗まれたこともなかったし(スリ未遂は何回かありましたが)、ロストバゲージもなく、飛行機もキャンセルや遅延したこともほとんどありませんでした。

今考えてみるとかなり運良く、安全な旅が出来ていたんだなぁと感謝です(^^) 

旅で出会った人の中には、強盗にあったり、夜行バスで寝てたらパソコンを盗られたり、地下鉄でポケットに入れていた財布とパスポートとケータイを全部取られて大変だったという人の話も聞きました(日本じゃないんだから、そんなものポケットに入れてる方が悪い気もしますが(^_^;)。

あとは出発早々ロストバゲージにあった人、空港からの送迎で変なグループのバンを使ってしまい、高額なお金を要求された人(お金さえ払えば手荒なことはしなかったようなので、そこは不幸中の幸いですよね)、クレジットカードのスキミングに合った人、ケガや病気で入院した人など、様々なトラブルを見聞きしたので、やはり何もなかった方が珍しいのかもしれません。

やっぱり保険があっての安心旅なので、高くても保険には入ることをオススメします!

 

 

お次は予防接種について。

 

私達は運良く近くに海外渡航の予防接種を標榜に掲げているクリニックがあったので、そこの先生と相談し、黄熱病、破傷風、肝炎ワクチン(A、B)、狂犬病のワクチンを受けることにしました。

そこの先生自身も冷戦下のベルリンで活動したり、海外での医療経験もある先生で、色々親身に話を聞いてくださり、とてもありがたかったです。当時のベルリンでは西ドイツに逃げようとした人の遺体がそこら辺に転がっているような情勢だったそう。今じゃ考えられないですね。。。

 

「日本の社会ってさ、一回仕事をやめてやりたいことやるってのを良しとしない風潮だけどさ、変わるといいよね。そういうの。」とその先生も言っていました。

先生、同感です。

さすが、やりたいことをやってきている人の意見は違います。

 

予防接種は保険適応外なので、全額自己負担です。値段も病院によってまちまちという感じ。タイや韓国で受けたほうが安いなんて記事もよく見ましたが、予防接種によっては何回か打たないといけないものや、副作用も心配だったので、私達は日本で受けていくとこに。  

 

因みに値段は

破傷風 3回 5400円/回

A型肝炎 2回 8700円/回

B型肝炎 3回 8700円/回

狂犬病 3回 15200円/回(実際は2回しかやりませんでした)

これが二人分だから、結構かかりました。

でもしょうがない。

 

黄熱病は指定機関でしかすることができず、東北では各県1、2箇所の病院でしか受けられません。事前予約して、打ちに行きました。

値段は11180円。これも高い。

↑今は値段が改定され3680円らしいです。

この値段の違いは何!?

南米に行く人は黄熱病の予防接種必須なので、これは有無を言わず受ける必要があります。

 

狂犬病は受けなくても良かったかなぁ〜とあとから思ったり。だって予防接種してても、もし犬や野生動物に噛まれたらその時点で病院に行って、治療のため3回はワクチンを打つそうです。だから、予防接種しててもしてなくても、噛まれたらワクチンすることに変わりないからね。よっぽど山奥とか辺鄙なところで、何日も病院に行けないみたいなところだったら、予防接種したほうがいいんだろうけどね〜。

まぁ、結果オーライとします!

因みに私達が黄熱病の予防接種を受けた2015年は有効期限10年とのことだったけど、2016年から生涯有効に変わったみたいです。

 

その他事前準備として、国際免許証をとったり、郵便物を実家に転送してもらうための手続きをしたり、歯医者に行ったり、車や家のこと、退職の手続き、退職後の国民健康保険国民年金移行の手続き、残りの住民税を払ったり、そして最後に海外転出届を出して住民票を抜くなど、様々な事務手続きがありました。

これを疎かにしていくと大変なことになります。支払うべき税金ははきちんと支払ってから行きましょう。

 

海外転出届を出すかは一年以上行くかどうかやその人にもよると思いますが、私達は色々考えた結果転出届を出してでかけました。

 

長期旅は行こうと思ってすぐ行けるわけではなく、下調べや準備に時間とお金がかかります。

旅は段取り八分です。

しっかり準備して、楽しい旅を(^^)